活動報告

かんのニュース★220613――明和病院が第二病院を建設 甲子園九番町に 慢性期などの入院患者専門 一般的な外来診療は行わず 来年10月に完成予定

投稿日 2022年6月13日

明和病院(上鳴尾町)は甲子園九番町にある阪神電気鉄道の所有地を借りて慢性期などの入院患者を専門とする第二病院=仮称=を建設します。明和病院の建て替え計画の一環として進めるもので、11月に工事に着手し、来年10月に完成する予定。

明和病院の施設は老朽化しているうえ、一部の施設が新耐震基準を満たしていないため、建て替えの必要があります。このため、まず第二病院を建設して現在、357床のある入院病床の一部を第二病院に移して、空いたスペースを活用して病院施設を順次、建て替えることにしました。

第二病院の計画では、約4013平方メートルの敷地に鉄筋コンクリート造地上4階建て約6284平方メートルを建設。153床の入院病床を設けます。

第二病院は回復期リハビリ病棟や療養病棟、地域包括ケア病棟で構成。各種検査や緊急診察依頼、退院患者の外来を除いて一般的な外来診療は行いません。CTや超音波などの検査機器を設置するほか、機能訓練室を設けます。感染症への対応として2階から4階の各階の病床の一部を隔離できる構造にします。

明和病院の山中若樹理事長は「急性期病院で治療を受けた後、病状が安定するまでの患者の受け入れをはじめ、超高齢社会においてニーズの高い療養患者やリハビリ患者を多方面から受け入れ、地域社会に対する貢献を果たしていきたい」と話しています。

明和第二病院完成予想図
明和病院の第二病院の完成予想図(明和病院提供)

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