活動報告

石井登志郎・西宮市長インタビュー⒇★190118――甲子園浜のゴルフ練習場の土地が将来、多目的グラウンドに

投稿日 2019年1月18日

私は昨年9月20日、西宮市役所で石井登志郎市長にインタビューをしました。その詳報をこのブログで25回にわたって連載します。毎週火曜日と金曜日に掲載します。

西宮土地開発公社が所有する甲子園浜(人工島)の土地の活用方法についての石井市長の考えは。

石井市長 「これは市長になるまでは承知していなかった課題でした。語弊を恐れずに言えば、私が9月定例会での一般質問で答弁しました構想、つまり公社から土地を購入してサッカーなどの多目的グラウンドとして整備する案以外に選択肢はないと考えています」

かんの 「その理由は何ですか」

石井市長 「ここは工業用地にできる地域ではありません。現在、この土地を使用しているゴルフ練習場のアコーディア・ガーデン甲子園浜の賃貸借契約は10年間で来年、契約期間が切れます。当面はこの契約が継続される可能性が高いと思います。その後の利用法については市民利用でなければいけませんから、特定の団体、サッカーやラグビーという特定のスポーツに決めて整備するのは市のグラウンドとして好ましくありません。土地の購入費の54億円をどう捻出するかという課題や整備費の問題はあるけれども、消去法でいくと、これしかありません。これで1つの結論を出しました」

かんの 「多目的グラウンドといっても、整備されればサッカー練習場としての利用が大半を占めそうですね」

石井市長 「本市や近隣市の状況を踏まえると、サッカー人口の割には、本市や近隣市にサッカー練習場がありません。市民の皆さんのご理解をいただける範囲であの土地を活用するにはこのスキームしかないと考えています。この事業は私にとって不本意というわけではありません。私が描いている西宮市の将来像に符号する施策になると考えています」

かんの 「購入資金の54億円をどのように確保するのですか」

石井市長 「今は土地開発公社がその部分の資金を銀行から借りています。これは市中金融機関から一般企業と同じ相場で借りていますから、2%を超えていた時期もありました。だから、市が公社から土地を買い戻してその資金を公債発行で調達した方が調達コストとしては少し安くなります。都市公園整備事業として国からの交付金も期待できるかもしれません」

石井市長
石井登志郎・西宮市長

ゴルフ練習場のアコーディア・ガーデン甲子園浜=甲子園浜
ゴルフ練習場のアコーディア・ガーデン甲子園浜=甲子園浜

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