私は昨年9月20日、西宮市役所で石井登志郎市長にインタビューをしました。その詳報をこのブログで25回にわたって連載します。毎週火曜日と金曜日に掲載します。
西宮中央運動公園及び中央体育館・陸上競技場の再整備事業についての石井市長の考えは。
石井市長 「私はこの事業の検討について目に見えている以上に労力を使っています。現状の案を超える、より良いアイデアがあれば、歓迎します。これも悩ましい問題です。何にもしないわけにはいきません。振り返って考えてみれば、これこそアサヒビール西宮工場の跡地に移して整備すれば、一番良かったのではないかと思います」
かんの 「再整備以外にも、施設の長寿命化をするとか、トップスポーツ対応の豪華な体育館ではなく、市民向けのもっと簡素な体育館にするという選択肢もあると思います」
石井市長 「どこまで事業費を圧縮できるのかという議論はあります。その他のあらゆる選択肢も含めて検討しています、パブリックコメントを実施しましたが、これが終わったからと言って、すぐに事業化するわけではありません。より良いアイデアがあればと思います。私自身、心から今の案しかないと納得できているわけではありません。どうにかならないかという思いは常々あります」
かんの 「事業費の問題ですか」
石井市長 「事業費もそうですね。規模についても再検討の余地があると思います。中央体育館は武道場も含めて約1万5000平方メートルもあり、大きすぎる印象があります。プロバスケットボールチームの西宮ストークスや女子バレーボールチームのJTマーヴェベラスの試合ができるための設計になっていますが、これらトップスポーツに市がどこまで関与すべきかという議論もあります。私は議会の議論の1つ1つを確認しながら、総合的に判断したいと考えています。まだ、最終的な決断を下していない段階です」