私は9月20日、西宮市役所で石井登志郎市長にインタビューをしました。その詳報をこのブログで25回にわたって連載します。毎週火曜日と金曜日に掲載します。
選挙公約の進捗についてどのようにして検証する考えですか。
石井市長 「庁内で今、協議しているのは市長就任から1年後、遅くとも2年後の段階には項目ごとに『達成しました』『半分、達成しました』『着手しています』『前向きに検討しています』という具合にABCDのランクをつけたいと思っています。これは松沢成文・元神奈川県知事の手法です」
かんの 「検証作業を始めているのですか」
石井市長 「任期の折り返しの段階では出したいので、その自己評価、庁内評価をするための準備をしています。それを2年後に出すのか、あるいは任期中ずっと1年ごとに出すのか考えているところです。就任1年後は象徴的ですから」
かんの 「公約について実行と検証は順調に進むと考えていますか」
石井市長 「1つ1つの施策に対して、私が書いた文字量は1項目20~50文字なので、読んだ市民に私が伝えたいニュアンスが伝わっていない面もあります。ありがたいことですが、私の判断がなくても勝手に進んでいることもあります。私の施策でどちらの方向にもっていこうとしているのか注目されているものもあります。その考えの整理はしたいと考えています。1~2年目にはどうしても手をつけにくいこともある一方で、ぱっと半分ぐらいできてしまうものもあります。それと合わせて、公約の検証作業を通じて、西宮の街全体をどうしたいのかという私の大まかな考え方を出していかなければならないと思っています」
※⒈石井市長の選挙公約 石井市長の政策ビラでは「新しい、開かれた西宮市をつくる、『OPEN!西宮』重点3政策」として「政策1 市長退職金廃止から始まる、市役所改革」「政策2 待機児童ゼロ、子ども子育て応援宣言」「政策3 シニアもみんなも生き生きするやさしいまちへ」の3つを柱にして数多くの政策課題を列挙しています。